2010年9月26日日曜日

パンダプロジェクト 日本生まれのパンダ達のその後について

日本の皆さん、こんばんは。
お待たせしました!!
日本生まれ、日本育ちでその後成都にやってきた
永明(お父さん)と梅梅(お母さん)の子供達のことについて
今日は書きたいと思います。

日本の和歌山アドベンチャーワールド生まれの
雄浜、隆浜、秋浜と幸浜。
彼らは永明(お父さん)と梅梅(お母さん)の間に
生まれたパンダ達です。飼育環境下にいるパンダは
通常双子の赤ちゃんが生まれても同時に育てられないため
交換方式(片方がお母さんのお乳を飲んでいる間、
もう一方は保育器で育てられ、数時間ごとに交換するシステム)
によって育つのですが、和歌山の梅梅は双子を
同時に育て上げた肝っ玉母さんです。
永明と梅梅の子供達はミッキーマウスみたいな耳をしています。
「ミッキーマウス一家の子」として中国でも大人気だそうです。

雄浜 2001年12月17日生まれ












雄浜は中国に来て何年も経つのに、バイリンガルです。
賢いんです。日本語で名前を呼ぶとちゃんと目を見てくれます。


隆浜と秋浜は、映画「パンダフルライフ」でも有名になった
双子の兄弟。仲良く一緒に中国にやってきました。

隆浜 2003年9月8日生まれの双子のお兄ちゃん
嬉しそうに筍を食べていました。日本にいた頃は
弟の秋浜に耳の毛をむしられていたいたのですが、
すっかり生え揃いました。良かったね。












秋浜 2003年9月8日生まれの双子の弟
お兄ちゃんの耳の毛をむしっていた暴れん坊も
大人になって少し落ち着いてきました。
背中を向けて必死に筍を食べています。
「おれ、パンダっていうよりミッキーだよ。」


















こうして日本生まれ日本育ちのパンダ達が成都で
幸せに暮らしているのを見ると嬉しいですね。
パンダは可愛いだけでなく様々な問題を抱える絶滅危惧種でもありますが、
日本で生まれたのに成都に帰って来なければならないのには
事情があります。それは「繁殖」が種を守るために欠かせないからなんです。
日本で生まれたこの子達は皆兄弟であり、同じ施設内で繁殖によって
頭数を増やしていくことは難しいんです。成都に来ることで、
多くのパンダの中から相性の良い子を見つけてもらい、
子供を増やしていかなければパンダはいつか絶滅してしまうかも
しれないということです。

毎日夢の成都パンダ繁殖基地で飼育体験や講義を通じて
パンダと深く接することが出来てとても刺激的です。
中国メディアが大勢いる中、候補者達は様々な体験を通じて
知識を深め、世界中に向けて情報を発信しています。

パンダについて知りたいこと、聞きたいことがありましたら
書き込みをお願いします。
皆さんの疑問点を成都パンダ繁殖基地に問いかけ、
皆さんにフィードバックしていければと思います。

それではまた明日!
再見!

Pambassador候補 Yumiko Kajiwara