2010年10月13日水曜日

10月12日 成都パンダ繁殖研究基地研修5日目

日本の皆様こんにちは!
久しぶりに日本語で本日の活動報告をしたいと思います。

英語でご覧いただいている皆様、内容が重複するところも
あります。すみません。

中国の国慶節の大型連休が終了し、
ようやく10月8日から成都パンダ繁殖基地での
トレーニングがスタートしました。
私は日本の和歌山アドベンチャーワールドで
生まれ育った秋浜(2003年9月8日生まれの双子の弟)と
幸浜(2005年8月23日生まれ)のお世話をすることになりました。
二人は同じ両親の子です。父親は永明(えいめい)、
母親は梅梅(めいめい)で成都では隣同士で暮らしています。

毎日午前中にそれぞれのお部屋と外の遊び場を掃除し、
パンダの糞を集めて重量を測ります。これにより、
パンダの健康状態が把握出来るということで、
色や形、何が含まれているか等入念にチェックします。
パンダはもともと大昔肉食動物だったため、
竹と筍を食べるようになった今でも
消化機能が複雑なのです。食べたものの20%も
吸収することが出来ないため、ほとんどの竹と筍は
そのまま糞となって出てしまいます。
そのような事情もあり、起きている時間の大半を
食事に費やすのです。生命を維持するために
必要不可欠な行動で、効率の悪さを考えると
大変だなーと思ってしまいます。
飼育担当者は毎日記録を取りながら、健康管理をしています。

今日も秋浜の大好きな筍をあげました。
待ちきれないようで、可愛い声で鳴いていました。
秋浜は映画「パンダフルライフ」をご覧になった方は
ご存知かと思いますが、兄の隆浜の耳の毛を
かじって毟り取ってしまったいたずらっ子なのですが、
8歳になった今でも甘えん坊のようです。
大人のパンダは通常あまり鳴き声を発しないのですが、
彼は嬉しい時、特によく鳴きます。可愛いです。

秋浜


















そして静かに水を飲みます。犬のようにバシャバシャこぼさず、
吸うように飲むんです。暴れたい気分の時は、
この重い水飲みをひっくり返して遊びます。
かなりの力持ちです。

秋浜














飲み終わると、筍をもっとくれ!!とせがみます。
可愛い顔をすれば貰えるとわかっているみたいです。
実際、可愛いからあげてしまうのですが・・・。

秋浜




















午後は、リスクの伴う麻酔を使用せずに
血液検査をするための訓練をしました。
ちゃんと手を出してバーを握っています。
お利巧さんです。
カメラ目線も慣れたものです。

秋浜




















ベテラン飼育担当者のLi Hanさんはこんなに
パンダに近づけるのです。手を触ったりたたいたりしても
秋浜が動かないよう、しっかり愛情と時間をかけて訓練をします。

秋浜














私もお手伝いさせてもらいました。

秋浜














そして、訓練終了後はシャワーで身体を綺麗にしてあげました。
顔に水がかかるのを嫌がるようで、何度もブルブルっと
身体をさせて水を掃っていました。

秋浜














もうシャワーはいらないと言っています。

秋浜




















そして、寝る時はやっぱり甘えん坊さんみたいな
格好で可愛らしいポーズで寝ます。

秋浜














ここ数日秋浜と幸浜のお世話をしている中で、
彼らの特徴が日本にいた時とあまり変わっていないようで
嬉しく思いました。日本語と中国語が理解出来るという
意味ではバイリンガルです。
そして、二人ともやはり他のパンダに比べてやんちゃです。
飼育担当者に、「中国のパンダと日本生まれのパンダの違い」
について聞いてみたところ、日本の子達は生まれた時から
伸び伸びと育っているせいか、皆大人になってもやんちゃで
活発だと言っていました。これも、和歌山で沢山の愛情を
受けて育ったおかげなのだと思います。

明日はまた幸浜についても書きたいと思います。
幸浜の外の遊び場は昨日から工事中で、
新しい木製の遊び場を建設中です。完成が楽しみです!!

Pambassador Yumiko Kajiwara